最近の科学の現場はオカシイ!?

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最近、小保方さんのSTAP細胞の騒動など、科学の世界を揺るがすことが頻繁に起きています。

 

小保方さんの騒動の詳しいことはしらないので、ことの良しあしについてはコメントしないのですが、これらの問題の根底には現在の日本の科学や研究現場が抱える問題があるように思えます。

 

まず、一番大きいと思われるのは、日本の若手の研究する環境が劣悪ということです。劣悪というのは、実験室や予算が足りないということではなく、彼らのおかれている雇用環境のことです。

 

ここ20年で若手の研究者の雇用環境は大きく変わりました。つまり、安定した正規雇用ではなく、ほぼすべての若手ポジション(30代半ばくらいまで)が、1年から5年の任期付雇用になったのです。まあ、平たく言えば、数年後には自動的に無職になるということです。

 

jこれは、いわゆるポスドクに限らず、助教や国の研究所の研究員なども大体任期付になっています。要するに臨時職員です。

 

なので若手の研究者が20代で普通の意味の正規雇用を得るのはほぼ不可能です。

 

これでは、結婚、子供などは一般的には非常に難しいですね。

 

すると、若手の研究者にどのようなことが起こるかというと、じっくり意味のある研究をするというよりは、結果の出やすい分野でどうでもいい論文を量産するとか、ひどい時は論文を捏造するとか(この手の話は、しばしばニュースになりますね。)ついつい功に走るということになります。

 

数年後に無職になる恐怖は底知れないものがあります。研究職というのは、なかなかつぶしがききません。

 

最近、日本人がノーベル賞を受賞する機会が増えましたが、彼らが研究していたのは、まだ若手の研究環境が良かったころの話です。ノーベル賞というのは、成果から数十年たって受賞に結びつくので。数十年のタイムラグがあります。今後数十年の長期にわたって、日本人がノーベル賞など科学の世界で、世界の中で存在感を示すのは難しくなるでしょう。

 

 

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